音楽療法
振動音響療法 音楽療法への医用工学的アプローチ世界音楽療法連盟前会長トニー・ウィグラム、同元会長 チェリル・ディレオ著 工学博士 小松 明 訳 / A5版上製 353頁
税込4200円 / ISBN4 89007-134-2 C2047〔ご注文はこちら〕〔出版案内表紙へ戻る〕
〔音楽療法関連書籍へ戻る〕「音楽の心理的、行動科学的な面ばかりではなく、音楽や音を、振動の面からも捉えることにより、音楽療法のブレークスルーを見出す方法を示唆しているように見える。音楽というある意味ではとらえどころのないものを扱う音楽療法は、それを科学的にすることの困難さを痛感することが多い。音楽や音を振動という面から捉えると、それをサイエンスの土俵に乗せる糸口の1つが見出せる可能性を感じさせる」 訳者あとがきより
検索語: vibroacoustic.医学.物理療法.物療.音響学.臨床試験.定量化.数値化.統計処理.有意.差異.医用工学.受動的音楽療法.EBM.エビデンス
振動音響療法 音楽療法への医用工学的アプローチ
もくじ
序文
第1部 振動音響療法の基礎第1章 振動音響療法(Vibroacoustic therapy)の発展
Tony Wigram
第2章 音響学と普遍的な運動
Miguel Fernandez
第3章 音楽と医学の状況
Cheryl Dileo
第4章 振動音響療法の可能性ある応用例
Olav Skille第2部 研究、臨床・事例報告
第5章 高い筋緊張と痙性を伴う複合障害者に対するVA療法の効果
Tony Wigram
第6章 高い筋緊張と痙性の複合障害患者への、音楽と運動に基づく理学療法と比較した振動音響療法の効果
Tony Wigram
第7章 健常被験者の振動音響療法に対する気分と生理的反応の測定
Tony Wigram
第8章 55歳以上の人工膝関節患者を対象にした、理学療法中の疼痛軽減のためのPhysioacoustic(体感振動)療法の使用
Martha Burke, Kathy Thomas
第9章 術後婦人科患者の疼痛管理に対するPhysioacoustic(体感振動)による介入の効果
Martha Burke
第10章 特発性パーキンソン病への振動音響の利用
Patxi del Campo San Vincente, Inaki Fernandez de Manchola.
Esperanza Torres Serna
第11章 振動音響(VA)療法の中で、刺激として用いられる脈動正弦波低周波音の振幅変調の効果
Tony Wigram
第12章 障害をもつ自閉症青年の振動音響療法
Jan Persoons. Jos De Backer
第13章 レット症候群の治療における振動音響療法
Tony Wigram
第14章 重度学習障害をもつ成人患者の振動音響療法
Tony Wigram, Jenny McNaught, June Cain & Lyn Weekes
第15章 学習障害のあるクライエントの、不安の問題に関する 治療へのSOMATRON(振動音響)の使用
Jeff Hooper. Bill Lindsay
第16章 気管支肺異形成未熟児のストレス反応に対する聴覚と振動刺激の比較
Martha Burke, Jenny Walsh, Jerri Oehler, Jeanine Gingras
第17章 入院小児に対する振動音響
Laura Jones
第18章 心臓外科患者に対するPhysioacoustic(体感振動)療法
Charles Butler, Penelope Johnson Butler
第19章 振動音響療法における2つの事例研究
Olav Skille
第20章 Physioacoustic(体感振動)メソッド
Petri Lehikoinen
第21章 一般医学領域における振動音響療法
Riina Raudsik第3部 臨床および専門家としての問題
第22章 臨床と倫理の検討
Tony Wigram, Cheryl Dileo
第23章 振動音響療法のための音楽制作
Olav Skille
第24章 振動音響療法と体感振動療法用の装置
Tony Wigram日本における音楽振動の利用状況 小松 明
第I章 体感音響装置による受容的音楽療法
第II章 振動音楽と感性振動
−振動音楽(Vibromusic)は、体感音響装置による受容的音楽療法や、リラクセーションなどで最大の効果を発揮することができる
第III章 体感音響装置の振動と低周波振動公害との相違について
−情報を持つ体感音響振動の有用性についての概念を体系的に捉えるための考察試論
執筆者
参考文献
索引
訳者あとがき
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