音楽療法
実践・発達障害児のための音楽療法E・H・ボクシル著 林庸ニ・稲田雅美訳/ A5判上製 320頁/
税込3990円 / ISBN4-89007-133-4 C2011〔ご注文はこちら〕〔出版案内表紙へ戻る〕
〔音楽療法関連書籍へ戻る〕「本書は音楽療法の歴史的展望に始まり、音楽療法士の訓練、音楽療法の定義、音楽療法の基礎的原理と音楽の治療的機能、アセスメントと治療計画、「意識の連続体」の理念と用いられる方策、音楽療法のプロセスと方法論、事例、そして、療法的音楽活動で用いられる素材と活動のデザインと、巧みなほどバランスの取れた書であり、音楽療法に携わる多くの読者にとって潤沢なヒントに満ちていると思われる。」訳者あとがきより
具体的な事例を譜例を交えて紹介!現場で記入して利用可能な、アセスメント用チェックシート、治療プラン立案用紙、クライエント個人記録カード例ほかを掲載!
検索語:音楽療法,障害児,心理療法,芸術療法,症例,譜例,精神医学,心理学,臨床心理学,特殊教育,教育学,臨床,具体例,ケース,プログラム,計画,アセスメント,書式,モデル,不適応,行動,情緒,心理,社会的,障害,しょうがい,障碍,機能,精神,遅滞,精神病,認知,コミュニケーション,感情,不全,ダウン症,自閉症
実践・発達障害児のための音楽療法
内容詳細
日本語版によせて
緒言
序文
謝辞第1章 音楽療法:全体的展望
はじめに
歴史的展望
音楽療法士の学問的・臨床的訓練
音楽療法の実践
音楽療法の定義
治療の場とクライエント・ポピュレーション
挿話(具体例)1――中度精神遅滞、四肢麻痺
挿話2――情緒障害児
挿話3――幼児期引きこもり反応、幼児期過度不安反応
挿話4――神経性食欲不振症、境界性人格障害結論
第2章 発達障害児のための一次的処遇様式としての音楽療法
はじめに基礎的原理
心理・生物学的基盤
結論
第3章 アセスメントと治療計画
はじめに
音楽療法アセスメント書式のデザイン
音楽療法アセスメントのいくつかのアプローチ
発達の正常と異常
適応行動
運動領域
コミュニケーション領域
認知領域
感情領域
社会的領域
音楽的特性
アセスメントの実施
アセスメント書式のモデル
治療計画
治療計画のモデル結論
付録3-A 音楽療法アセスメント
付録3-B アセスメント実施のためのガイドライン
付録3-C 音楽療法治療プラン
付録3-D クライエント個人記録カード第4章 処遇の理念:覚識の連続体
はじめに
処遇の理念
覚識のサイクル
内発的学習三つの主な方策
反射
確認
コンタクト・ソング
結論第5章 プロセスとしての処遇
はじめにクライエント−セラピスト関係
集団と個人のプロセス
処遇の方策と技法
方法論
音楽のカテゴリー
臨床的即興
既成曲
楽曲の改作
治療的な音楽活動の諸様式
歌唱/詠唱(チャント)
楽器の演奏
音楽-動き
音楽の諸要素の治療的使用
リズム
メロディ
ハーモニー
音高
テンポ
ダイナミクス
音色
歌詞結論
第6章 臨床実践:プロセス指向型音楽療法の実際
はじめに
事例の紹介
・集団療法の中の個人18歳6ヵ月
重度から最重度にまたがる精神遅滞
病因:小頭症
――譜例
20歳
重度精神遅滞
病因:結節硬化症
――譜例29歳
中等度精神遅滞
病因:新生児期の著しい脳損傷
18歳
重度精神遅滞
病因:小頭症
――譜例12歳
重度精神遅滞
病因:ダウン症・集団療法
グループ1
6歳6ヵ月
中等度精神遅滞
病因:ダウン症
ほか全6名
――譜例グループ2
30歳
重度精神遅滞
病因:水頭症
ほか全4名
――譜例グループ3
43歳
中等度精神遅滞
原因:文化的家庭的貧困
――譜例・個人療法
10歳6ヵ月
重度精神遅滞
病因:周産期無酸素症による脳障害
――写真23歳6ヵ月
重度精神遅滞
病因:不明の胎児期の障害
――譜例7歳6ヵ月
早期小児自閉症
病因:不明11歳6ヵ月
早期小児自閉症
病因:不明
――会話例19歳
重度精神遅滞
病因:新生児期の感染による脳炎
――譜例27歳
中等度精神遅滞
病因:妊娠中毒症による脳炎
――会話例24歳
軽度精神遅滞
病因:小頭症
――会話例26歳
中等度から重度の精神遅滞
病因:仮死出産による脳症
――譜例結論
第7章 音楽療法の資源となる素材
はじめに
療法的音楽活動のデザイン
デザイン1
中程度から高度の機能を持つ小児、低度から中程度の
機能を持つ青年や成人対象
――歌詞、和声進行例デザイン2
すべての機能レベルとあらゆる年齢層対象デザイン3
中程度から高度の機能の青年と成人対象
――歌詞。和声進行例デザイン4
中程度から高度の機能の小児、低度から高度の機能の青年や成人対象デザイン5
低度の機能あるいは重複障害の小児や青少年対象
――歌詞、和声進行例デザイン6
高度の機能レベルの小児対象
――歌詞、和声進行例デザイン7
すべての機能レベルおよび年齢層対象デザイン8
高度の機能の青年と成人対象
――譜例デザイン9
高度の機能の小児、中程度および高度の機能の青年や成人対象
――歌詞、和声進行例デザイン10
中程度または高度の機能の小児、低度の機能の青年対象
――歌詞、和声進行例デザイン11
中程度または高度の機能の小児や青年、低度の機能の成人対象
――歌詞、和声進行例デザイン12
中程度から高度の機能の若者や成人
――歌詞、和声進行例付録7-A 楽曲集
付録7-B ディスコグラフィー
フォーク、トラディショナル、民族音楽
特殊なニーズのための音楽
アクションソング、ゲーム、ダンス
休暇や季節の歌
現代曲第8章 音楽療法プログラムの組織化
はじめに組織上の計画
環境
セラピーセッションの構想と計画
集団療法セッションと個人セッション
補足的な集団療法セッション
セラピー指向型音楽イベント
要員配置
音楽療法ディレクターの義務
音楽療法士の義務
音楽療法アシスタントの選抜基準
インターンシッププログラム
現職教育
設備と素材
注釈付き楽器リスト(全33項目)治療のためのトランスディシプリナリーアプローチ
言語療法
特殊教育
理学療法
作業療法
心理学
創造的芸術療法結論
エピローグとむすびの言葉
参考文献
推薦図書
訳者あとがき
事項索引
人名索引〔ご注文はこちら〕〔出版案内表紙へ戻る〕
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