【第8巻】 死の哲学[新刊]
税込 6090円 ISBN4-89007-143-1 C0336
鼎談 岡安大仁 河野博臣 水口公信 *** 特別講演 The Melbourne Family Grief Study David W Kissane *** シンポジウム 二十一世紀の死の迎え方 「文化としての死」の復権 立川昭二 死を大事にする社会と文化の創造を 柳田邦男 死は自分の足で歩いていって辿り着く休息所 ワット隆子 *** 特別発言 看取られる立場・看取る立場を重ねて考える 季羽倭文子 二十一世紀を迎えて 水口公信 *** 事例検討 I がん末期の患者さんの治療について 山田祐司・他 ◆事例検討 篠田知璋 II 呼吸苦が急性悪化した一症例---訪問看護を通して--- 江元春美・他 ◆事例検討 山室 誠 III 「もう終わりにしたい」
---精神的苦痛から持続鎮痛を始める時の医療者の葛藤---石原光恵・他 ◆事例検討 河野友信 IV 人工呼吸器装着中の頸椎腫瘍末期患者が
その人らしく生きることへの援助砂堀真理子・他 ◆事例検討 西森三保子 V 遺族訪問を通してターミナルケアを考える 逆瀬川邦子 VI 「機械をはずして下さい」---本人の自己決定を支えるためにスタッフはどう関わったのか--- 堺 千代 ◆事例検討 渡辺孝子 VII 終末期患者に対して完治を信じた家族への援助について 宮本路代・他 ◆事例検討 深瀬須加子 VIII 末期がん患者の死に対する心の葛藤---自殺した事例を検討して--- 渋谷節子・他 ◆事例検討 末松弘行 *** 教育セミナー ターミナルケアにおける効果的な継続教育のありかた---日本死の臨床研究会教育セミナーでの実践的試み--- 柿川房子・他 *** 原著 I 農村社会における死別高齢者の悲嘆と回復 澤田愛子 II ホスピスケアの満足度と遺族の悲嘆 小澤竹俊 III 家族・スタッフがもたらす精神的安楽---末期がん患者の視点を通して--- 坂口幸弘・他 IV 症状・日常生活統合スコア(IDA score)を用いた終末期がん患者における症状緩和の予後因子の検討 石黒浩史・他 V フェンタニルの持続皮下注入によるがん性疼痛の治療 細井 順・他 VI 総合病院における望ましい緩和医療の理解に関する研究 河瀬雅紀・他 VII がん患者死亡例の臨床的検討 丸岡正幸・他 *** 特別講演 私にとっての尊厳ある死 柳田邦男 *** 教育講演 I 思春期までの子どもの死と私達 細谷亮太 II ターミナルケアにおけるセデーションの現状と課題 恒藤 暁 III 地域における在宅ホスピスケア 川越博美 IV 死別体験者の心の癒し---災害による喪失と悲嘆を中心に--- 高木慶子 V がん患者の痛みの治療 平賀一陽 VI ターミナルケアの音楽療法 篠田知璋 *** シンポジウム 「死への準備教育」---よりよく生きるために--- 「死への準備教育」をめぐる世界の現状と今後の日本への提言 アルフォンス・デーケン 死別体験者へのグリーフ・ケア 平山正実 Doingの世界からBeingの世界へ---先立ち逝く方から学ぶもの--- 鈴木秀子 私も心おきなく死ねる!? ---私にとっての死への準備教育--- 馬場昌子 *** パネルディスカッション ターミナルケアと市民運動 終末期医療における精神的宗教的援助 大下大圓 あいちホスピス研究会 永井昭代 ”死”との出会いから学ぶもの 土生谷進 身近な死別体験の分かち合いにおける癒し 古谷小枝子 司会者まとめ 川原啓美 水野金一郎 *** 事例検討 I がんによる終末期を「”一瞬””一瞬”輝くいのちに支えられて」、希望をもって生き抜いた症例 小早川 晶・他 ◆事例検討 柏木哲夫 沖原由美子 II 終末期卵巣がん患者への看護援助
---卒後三年目の受持ち看護婦の学び---上原美紀・他 ◆事例検討 山崎章郎 渡会丹和子 III がん患者とその妻へのカウンセリング的接近について---心理面接は患者と妻の心を癒すことが可能だろうか--- 藤土圭三・他 ◆事例検討 澤田愛子 三木浩司 IV 傾眠傾向の強い患者のQOLを考える 平野幸枝・他 ◆事例検討 渡辺孝子 V 未熟な患者と頑にがん告知を拒否する父親と過ごした終末期---安易なインフォームド・コンセントブームに対する問いかけ--- 児玉多曜・他 ◆事例検討 河野博臣 西森三保子 VI キーパーソンを失った患者の根源的苦悩とコミュニケーション 柿川三佐子・他 ◆事例検討 藤腹明子 辻 悟 VII がんを否認し、がんであることを希望し続けた
終末期がん患者への対応について河瀬雅紀・他 ◆事例検討 阿蘇品スミ子 水野金一郎 VIII 一般病棟における末期がん患者への外泊時の看護 加藤浜子 ◆事例検討 高宮有介 田村恵子 IX かっこよく死にたいと願ったM氏 金田美佐緒・他 ◆事例検討 志真泰夫 磯崎千枝子 X 末期がん患者の生きがいを見い出す援助としての音楽療法---ホスピスでの音楽療法のありかた--- 新倉晶子・他 ◆事例検討 篠田知璋 佐藤禮子 XI 末期患者を持った家族への援助---家族の想いを看護に生かすために--- 沢路公子・他 ◆事例検討 石森携子 村上國男 XII 「真に哲学するものは死ぬことを習う」 ---哲学的な生き方をしたT氏からのメッセージ--- 松浦千恵子・他 ◆事例検討 谷 荘吉 柿川房子 *** 教育セミナー 死の臨床とコミュニケーション 柿川房子・他 *** 原著 I 介護福祉士養成教育における生命倫理に関する意識調査 板谷裕子 II 消化管閉塞のある末期がん患者の特徴とその管理 池永昌之・他 III 病気を契機として浮上した家族間葛藤への心理学的アプローチ--- Solution-Focused Approachの活用--- 田中 仁・他 IV 末期がん患者の希望に関する研究---希望の内容と入院経過に伴う変化に焦点をあてて--- 中 恵美子・他