【第7巻】 死の個性化[新装・新訂版]
税込 6090円 ISBN4-89007-142-3 C0336
特別講演 共に生きる 一條智光 *** 基調講演 ホスピスケアの原点に還って---死者の側よりみたホスピスケア--- 河野博臣 *** シンポジウムI 患者さんが過ごす場(建築等)を考える 「死の質」とこれからの病院建築 カール・ベッカー ホスピス設計の始めに 田中 喬 普段着としての病室づくり 山本和恵 生活の場として病院を考える 小田式子 総合コメント 松本啓俊 *** シンポジウムII 日本のホスピスとPCUはどこが違うか 私のめざす緩和ケアとは 高宮有介 ホスピスケアは私の挑戦テーマ 須部由美子 QOLの向上をめざす全人的ケア 下稲葉康之 総合コメント 田宮 仁・他 *** 症例検討 I 家族が告知を希望しなかった一症例 渡辺英則 ◆症例検討 村上國男 II 本心で語り合えない患者・家族のケアを考える 浦田真由美・他 ◆症例検討 辻 悟 III 帰宅を希望した患者とそれを受け入れられなかった
患者家族への援助高堰幸子・他 ◆症例検討 谷 荘吉 IV 一般病院における癌患者を看護して---患者が感じる満足感を高められる看護をして--- 佐藤伊奈代・他 ◆症例検討 柿川房子 V スタッフに強い依存を示し家族を拒否し続けた一症例 時村裕子・他 ◆症例検討 志真泰夫 VI ホスピスケアについての再検討---在宅ケアへ移行した一症例を通して--- 成清礼子・他 ◆症例検討 季羽倭文子 VII 在宅での看取りを断念せざるを得なかった一例からその要因を考える 岡 京子・他 ◆症例検討 神代尚芳 VIII 患者―医療者間コミュニケーションの分析---在宅癌患者との面接を通して--- 杉本正子 ◆症例検討 河野友信 IX 治療停止を選択した二症例に対する精神的ケアの検討 小野充一 ◆症例検討 西森三保子 X 転移性胸椎腫瘍による下半身麻痺を来した僧職者の反応 山口三枝子・他 ◆症例検討 隈 寛二 *** 原著 I 癌患者への病名告知の現状と患者の理解---看護学生への調査から--- 杉本正子・他 II がん患者が病気の意味を見いだしていくプロセスに関する研究 片平好 III 死亡直前における末期癌患者の耐え難い苦痛にいかに対処するか?---鎮静の必要性--- 池永昌之・他 IV 日本の看護婦の癌疼痛治療についての意識の現状 渡辺孝子・他 *** 特別講演 児童文学のなかの「死」 河合隼雄 *** 教育講演 エイズを取り巻く喪失と生の価値 馬場 萠 *** シンポジウム ターミナルケアに向ける患者の眼差し 最後まで私らしさが尊重されるために 辻本好子 家族と共に---在宅での看とりとケアワーカーの働き--- 宮田充子 3ナイ主義の訪問リハビリ 西村久代 われわれは患者のニーズを把握しえているのだろうか---その人らしさを支えるために--- 磯崎千枝子 ターミナルケアに向ける患者の眼差し---訪問看護婦としての立場から--- 秋山正子 総合コメント 石森携子・他 *** 事例検討 I ターミナル前期から始める鎮静の意義---予後五ヵ月から眠らせてと訴え続けた症例を通して--- 梅原育子・他 ◆事例検討 辻 悟・他 II 介護者の不安に対するチームアプローチ 小倉睦美・他 ◆事例検討 隈 寛二・他 III 筋萎縮性側索硬化症(ALS)のターミナルケア---経管栄養を希望しなかった患者のケアをとおして--- 桜井金三・他 ◆事例検討 岡安大仁・他 IV ぎりぎりまで、在宅で過ごし最期を病院で迎える患者を看とる時 下村美津子 ◆事例検討 村上國男・他 V 未熟児医療におけるQOL 平野 博 ◆事例検討 澤田愛子・他 VI 小児のターミナルケアにおける難治性癌性疼痛の治療 小早川 晶 ◆事例検討 平賀一陽・他 VII モルヒネ増量への抵抗を示す患者への援助---四十五歳女性肺癌患者との関わりから--- 成清優子・他 ◆事例検討 山室 誠・他 VIII 投身自殺した患者の援助を考える 井上美幸・他 ◆事例検討 柏木哲夫・他 IX 終末期患者の心理的変化について---余命告知を受けた患者の一例を通して--- 武田智子・他 ◆事例検討 山崎章郎・他 X 少しでも、子供のそばにいたい---ターミナル期における乳癌患者のQOLを支えて 緩和ケア病棟入院から在宅へ--- 渡邊淳子・他 ◆事例検討 河野博臣・他 *** 原著 I がん告知を受けた患者の主体的ながんとの共生を支える援助プログラムの開発に関する研究---(1)告知に関連した患者の困難とその対処に関する分析--- 小松浩子・他 II 緩和ケア病棟における長期入院患者の検討 宮地ますみ・他 III 末期癌患者の消化管閉塞に対するオクトレオチドの効果 前野 宏・他 IV ホスピスにおけるスピリチュアルペインとケアの実態 高橋 恵・他 V 緩和ケア病棟における在宅電話サービスの現状と問題点 関 百合子・他 *** 別冊No.6 第一回日本死の臨床研究会近畿支部設立総会記念講演 ターミナルケア---死の臨床二十年を振り返って--- 柏木哲夫