稲垣 足穂 著 / 四六判上製 382頁 /
税込3262円 / ISBN4 89007-067-2 C0093〔ご注文はこちら〕〔出版案内表紙へ戻る〕
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びっくりしたお父さん
童話の天文学者
童話の天文学者
壜詰奇談
チンハット氏とデドメン君の銷夏法
円錐帽氏と空罎君の銷夏法
我が棲いはヘリュージョンの野の片ほとり厭わしきカルニアの運河に沿うた地下墓地だ
父の不思議
蘇迷盧
出発
出発
びっくりしたお父さん─或いは「僕もそう思います」
青い箱と紅い骸骨─A study in Gray
リビアの月夜
サハラの月
リビアの月 ─ クリスマス用シガー及びシガレット
リビアの月夜
電気の敵
電気の敵
ココァ山奇談
ココァ山の話
真面目な相談
打てば響く─ 一九三一年問答録
奇妙なフィルムの話
よりどりぜんさい前菜(オードブル)
付・「新青年」発表作品への回顧
白いニグロからの手紙
白いニグロからの手紙
机上同盟成立奇談
ジキル博士とハイド氏 ──或いは ─ 二人の彼
うすい街
薄い街
お化に近付く人
お化に近付く人
お化けに近づく人
非情物語(上)
非情物語(下)
水晶物語
WC
WC
よりどり前菜(オードブル)
解説 足穂と未来派の舞台としての『新青年』――高橋康雄
27ページにわたる解説つき!「足穂の特色をいうとき、飛行機と未来派という言い方があるが、未来派は並列する要素というよりも足穂の哲学の骨子として把握した方が妥当のように思われる。飛行機は人間の技術の延長線上にあるものだが、未来派はその技術の裾野をひろげる着想の運命を決定づける神である。いわばシネマの幻想のタネになる元である。したがって、ことわるまでもなく、足穂が薬籠中のものにした未来派は、イタリア未来派やロシア構成派の口伝の継承などにとどまるものではない。そんなこせこせした単なる受容の生理は足穂の拒絶するところである。」
解説より
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