谷口 清 著 / 小B6判  222頁 /
品切れ 重版未定  品切れ 重版未定税込1029円 / ISBN4 89007-030-3 C0095 

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ドクトル谷口は、巨漢の詩人であり、島の王様であり、激情の人情家であり、京橋の夢想家であり、四角いアラン・ドロンであり、日常の冒険家であり、恐怖の食通であり、ついでに日本一の名歯科医であります。コホン。つーことで、永遠の少年の心の王国を胸に秘めたちょっと淋しがり屋の男の秘密本がこれなのだ。読めよ諸君。──嵐山光三郎

谷口清がついにやってしまった。谷口清は日本一の歯医者として、また、京橋のアラン・ドロン(意味不明)として、確固たる地位を築いている男なのだが、その谷口がついにやってしまった。あろうことか、ついに「お見せして」しまったのだ。「あーア、よせばいいのに!」私は思わず叫んだのだが、時すでに遅く、もはやこの恐るべき本の出版をとどめるいかなる方法も存在しなかったのである。(谷口が何をお見せしてしまったかを知るためには本書をお読みになるほかありません。)──伊丹十三

男はすこし飢えているほうがいい もくじ

序の口

ハポン王国独立始末記

男は少し飢えてる方がいい

新・遊びの美学

 

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