河盛好蔵著/四六判上製254頁/税込1365円/ISBN4-89007-132-6 C0095
〔ご注文はこちら〕〔出版案内表紙へ戻る〕
[文芸関連書籍に戻る]コミュニケーションスキルを磨き,「よりよい」対人関係,人間関係を築くための,ちょっと癖のあるアドバイス。新入社員や新入生が職場や学校での人付き合いのヒントとすべき人生訓,処世術をここに開陳。
人とつき合う法 新装版
「人とつき合う法」新装版によせて 鹿島 茂
イヤなやつ
人間的なというのは、イヤなやつだというのと同意義語であるかもしれないのだ。
秀才気質
つき合いのいい人
イヤなのを我慢してつき合ってくれる友人と、イヤなときはイヤだとはっきりと表明してくれる友人と、どちらが有り難いだろうか。
名もない虫
割勘について
悪口について
人の悪口を言うことは、人とつき合う上において、必要欠くべからざるエチケットなのである。
物くるる友
他人の秘密
話題について
酒の飲みかた
相手の精神が朦朧としてきたら、こちらも朦朧となって雌雄を決すべきである。
時間を守ること
言葉づかい
中身と額縁
古い友、新しい友
絶えず新しい友人を作ってゆく人が常に軽薄であるとは簡単にいうことはできない。
礼儀について
虫のいどころ
おせじについて
人間はだれでもおせじを言われることを決して嫌いではないのである。ただその言い方に好みや注文があるだけの話である。
父親とのつき合い
師弟のつき合い
兄弟のつき合い
親友について
あまり親しくなりすぎて、いまでは退屈でたまらない親友というものも確かに存在する。
ライヴァルについて
友達のできない人
よき隣人
母親について
ガールフレンド
ガールフレンドとのつき合いは、のぼせ上がらずに「冷淡を根底としている」ほうが安全のようである。
遠来の客
金銭について
旅の道づれ
人間が一日に示しうる忍耐の分量には限度がある。
悪友に手を出すな
約束について
エスプリとユーモア
喧嘩について
だれが見ても、こちらの勝ちであっても、妙に心が滅入るときがある。
紙上でのつき合い
あとがき