配合の奥義、一挙公開!

陶磁器の色出しは、原料の素性と釉薬の配合で決まる。合理的な計算にもとづいた配合表とカラー図版でその技法を解説。陶磁器産業関係者、陶芸家、クラフト陶磁器家必読必携!

 



趣向の陶磁器 その技法 

高嶋廣夫著 / A5判変形上製146頁 /
税込3990円 / ISBN4-89007-120-2 C3072 

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「(中略)このような技法を用いて、少しでも廉価で高度な機能を備えた陶磁器製品を作らなければならないのが、21世紀の日本の陶磁器界の姿となるだろう。日本は陶磁器の先進国であるが、生産性向上に傾向しすぎたのが20世紀であった。今後、日本は「科学技術立国」としてのグローバルな地位を得ていかなければならず、陶磁器産業といえども、より価値の高い製品を、高度な技術をもって送り出す心構えがなければ、誇り高い伝統と価値を失うことになる。

本書の執筆にあたっては、日本の陶磁器技術の維持と発展を願い、とくに陶芸・クラフト陶磁器家に参考になればと、知識の啓蒙に心がけたつもりである。したがって、説明には、用いる原料の素性を明らかにしながら、合理的な配合計算のもとに試作した結果の報告に努めた。」
本文より

50点以上の図表に掲載された豊富なデータ、化学式、および組成変化と色合いとの関係を示す多数のカラー写真を用い、釉薬のノウハウを科学的、分析的に解説!

検索語:窯業,陶芸,釉薬,上ぐすり,上薬,調合,配合,化学,組成,成分,調合,定量化,数値化,客観的,試験,テストピース,発色,色彩,メカニズム,分析,瀬戸物

 

趣向の陶磁器 その技法 

もくじ

口絵
はじめに

第1章 紅釉(辰砂釉)、均窯釉と釉裏紅

第2章 青花(呉須染め付け)に代わる華やかな下絵付け

第3章 天目釉

第4章 黄瀬戸釉、伊羅保釉、鉄赤班紋釉

第5章 御本手の緋色

第6章 亀甲貫入焼き

第7章 亜鉛結晶釉

第8章 ジオプサイド結晶釉

第9章 石灰釉系色釉の特徴

第10章 ドロマイト釉系色釉の特徴

第11章 石灰・亜鉛釉系色釉の特徴

第12章 石灰・バリウム釉系色釉の特徴

第13章 乳白釉のいろいろ

第14章 織部釉のいろいろ

第15章 鉄釉のいろいろ

第16章 燿変天目釉をめざして

第17章 軟火色釉

第18章 素地坏土および釉調整のために考えてみよう

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