もっと面白い小説が読みたい

石毛 春人 著 / 四六判並製 278頁 /
税込1325円 / ISBN4 89007-073-7 C0095 

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「著者独自の観点から見たその小説の面白い部分が分かる1冊である。」
   「ぴあ」

「どういう本を「面白い」というのかは、読者によって異なる。さらに同じ人でも年齢や季節によって、面白いと思う本が違っていても不思議ではない。私にしても伝記小説を読んだ後には、夢物語のような小説を読みたいと思ったりするので、そこは自分の好みに従った。(中略) 私は読み終えた本のどういう点が面白かったかを読者に伝えようとした。従って、言われている書評とは違っているかもしれない。むしろ紹介を重点にしたかったのだ。」あとがき より

1983年〜1990年、バブル前夜から絶頂期にかけて出版された小説130作品を一挙に概観!

検索語:書評.レビュー.読書.図書.一般向け.文芸批評.バブル.バブル期.文芸.文学.評論.現代文学.日本文学.国文学.時代.精神.心.風俗.生活.芸術.文化.80年代.概観.概説.資料.記録.研究


もっと面白い小説が読みたい 

もくじ


村松剛 「三島由紀夫の世界」
河盛好蔵 「老いての物語」
清岡卓行 「薔薇ぐるい」
柳田邦男 「零戦燃ゆ 渾身篇」
夫馬基彦 「菊とヒッピーと孤独」
伊井直行 「湯微島訪問記」
林 京子 「やすらかに今はねむり給え」
佐伯一麦 「ショート・サーキット」
河林満 「渇水」
森 敦 「天に送る手紙」
原田宗典 「しょうがない人」
鷺沢 萌 「スタイリッシュ・キッズ」
丸山健二 「野に降る星」
後藤明生 「メメント・モリ─ 私の食道手術体験」
松本侑子 「偽りのマリリン・モンロー」
高樹のぶ子 「時を青く染めて」
森田誠吉 「彩雲」
出口裕弘 「ろまねすく」
笹山久三 「飢餓船」
魚住陽子 「奇術師の家」
山本夏彦 「無想庵物語」
池澤夏樹 「バビロンに行きて歌え」
大岡昇平 「境港攘夷始末」
阪田寛夫 「ノンキが来た 詩人・画家宮崎丈二」
小川悦子 「一九五二年十七歳」
中村真一郎 「蠣崎波響の生涯」 
吉村昭 「死のある風景」
北原リエ 「青い傷」
吉井由香 「仮往生伝試文」
上野 瞭 「アリスの穴の中で」
倉橋由美子 「交歓」
津本陽 「巨人伝」
三浦清宏 「カリフォルニアの歌」
森敦 「浄土」
大城立裕 「神の魚」
池澤夏樹 「真昼のプリニウス」
野口富士男 「少女」
藤沢周平 「市塵」
三木卓 「惑星の午後に吹く風」
堀田善衛 「バルセローナにて」
佐藤泰志 「そこのみにて光輝く」
林 京子 「輪舞」
増田みず子 「児童館」
竹田真砂子 「鏡花幻想」
飯嶋和一 「汝ふたたび故郷へ帰れず」
八木義徳 「夕虹」
上田三四二 「祝婚」
森崎和江 「トンカ・ジョンの旅立ち」
津島佑子 「夢の記録」
野原一夫 「太宰治 結婚と恋愛」
坂上弘 「突堤のある風景」
小川国夫 「或る過程」
加藤幸子 「時の筏 」
田場美津子 「仮眠室」
色川武大 「狂人日記」
村上龍 「村上龍 料理小説集」
池田満寿夫 「女のいる風景」
吉村昭 「帰艦セズ」
井上光晴 「暗い人第一部」
高瀬千図 「天の曳航」
神吉拓郎 「夢のつづき」
吉本ばなな 「うたかた/サンクチュアリ」
高井有一 「塵の都に」
芝木好子 「奈良の里」
田久保英夫 「緋の山」
連城三紀彦 「夢ごごろ」
吉村昭 「仮釈放」
耕治人 「そうかもしれない」
阿部昭 「挽歌と記録」
室生朝子 「大森 犀星 昭和」
角田房子 「 閔妃(ミンピ)暗殺」
三浦清宏 「長男の出家」
杉森久英 「小説菊池寛」
林京子 「谷間」
青野總 「人間のいとなみ」
澁澤龍彦 「高丘親王航海記」
田久保英夫 「青を風に晒して」
立松和平 「彼岸の駅」
大江健三郎 「懐かしい年への手紙」
佐伯一麦 「雛の棲家」
辻井喬 「暗夜遍歴」
倉橋由美子 「ポポイ」
村田喜代子 「鍋の中」
森敦 「われ逝くもののごとく」
阿部光子 「献花」
清岡卓行 「大連港で」
三枝和子 「その日の夏」
中里恒子 「忘我の記」
芝木好子 「雪舞い」
青山光二 「母なる海の声」
阿部昭 「阿部昭18の短編」
円地文子 「夢うつつの記」
山田智彦 「人間関係」
井村君江 「妖精の国」
八木義徳 「命三つ」
常盤新平 「遠いアメリカ」
逢坂剛 「水中眼鏡(ゴーグル)の女」
三浦綾子 「雪のアルバム」
早坂暁 「ダウンタウン・ヒーローズ」
津島佑子 「夜の光に追われて」
中原清一郎 「未だ王化に染はず」
大城立裕 「花の碑」
北村太郎 「うたの言葉」
中井英夫 「中井英夫作品集」
黒川博行 「キャッツアイころがった」
澁澤龍彦 「うつろ舟」
皆川博子 「恋紅」
増田みず子 「シングル・セル」
小島信夫 「平安」
萩原葉子 「誰が悪いのでもない」
結城昌治 「明日の風」
阿刀田高 「黒い箱」
山田詠美 「指の戯れ」
田中健次 「白い犬」
遠藤周作 「スキャンダル」
大原富枝 「ベンガルの憂愁」
藤原新也 「乳の海」
米谷ふみ子 「過越しの祭」
色川武大 「遠景 雀 復活」
黒澤亜里子 「女の首 逆光の「智恵子抄」」
古井由吉 「眉雨」
森田誠吉 「魚河岸ものがたり」
富士正晴 「恋文」
藤沢周平 「白き瓶」
深沢七郎 「極楽まくらおとし図」
加賀乙彦 「湿原」(上・下)
芝木好子 「隅田川暮色」
宮尾登美子 「序の舞」(上・下)
真継伸彦 「青空」
中上健次 「地の果て 至上の時」

石毛春人 あとがき

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